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こんなシナリオならどうだろうか?(アルトネリコ:アリエスのお話)

長いんでつづきからで
「・・・・・・・」

 目を開ければ、知らない部屋だった。
 白い部屋。白いベッド。白いシーツ

「・・・・・・・」

 そして、私は“何も知らなかった”。
 簡単な単語は判るけど、
 自分の過去。自分の行動。自分の存在
 それらが、空虚だった・・・

「・・・・・・・」

 悪い、夢なんだ。
 だから眠ろう。次に目を覚ませば
 きっと私は思い出す


 だって、こんなにも不安定な世界は・・・・・嫌だから







 これは、塔に支えられた世界・・・・ソル・シエールを舞台にする、
 悲しい運命を背負った歌姫(レーヴァテイルの物語・・・・)









 コンコン。というノックをする。
 ほたる横丁。天覇研究所の一室。
 ここに、保護された一人の少女(レーヴァテイル)が居る。

「やれやれだ・・・」

 きっと寝てるだろうから、返事はなかった。
 一人つぶやき、ドアを開けた。

「・・・・あれま」

 そこで、少女は起きていた。

「気分はどうだ?」

 虚空を見上げ、反応の乏しい少女に語りかける。
 少女はこちらを見ず、つぶやいた

「わたしは・・・・誰?」
「誰って・・・・なるほど、そうか。記憶喪失。無理もない、あんな事があったんだ」

 独り言をつぶやいた後、しまったかな?と思ったが
 少女は特に反応無く、ぽつりとつぶやく

「あ・・えす・・・私の、名前・・・・呼ばれてた・・・・・わからない・・・!」
「アリエス」

 すかさず、そう言った。
 慌てた。もしかしたら、「また」二の舞になるかと思い。
 だが、なるべく正当な答えだったハズだ。

「アリエス・・・・?わたしの、名前・・・?」
「そう。何かそんな風に呼ばれてた気がしないか?」

 なるべく刺激しない口調で、少女に語りかける。

「アリエス・・・・そんな気がする」
「オレはウェル。天覇研究員の一人・・・なんが、・・・どうにも先輩運が悪かったな。なんか変な性格の人の下で働いていて。っと・・こんな事話してもわからないか」

 苦笑いを浮かべながら、少女。いや、アリエスに応える。
 ちなみに余談だが、変な人であり先輩である人物は、カイと呼ばれている。
 たぶん・・・いや、絶対に関わりとして出来る限り会いたくない人物だが・・・
 まあそれはそれ。余談である。
 記憶喪失。とは言うが、その該当はどうやらアリエス自身の周りの事が抜け落ちているようで
 落ち着いて、なるべく刺激しないように語る。

「君は研究機関に居たみたいだな。そこで不幸の事故があって、傷だらけの君が見つかったんだ」
「え・・・」
「大惨事だった・・・生存者なし。唯一、君を除いては・・・」
「・・・・」

 アリエスは、黙り込む。さすがに、ショックの大きすぎた事だっただろうか
 それでも、何故自分がここにいるのか。それを知ってもらうには、言う他はなかった。

「ねぇ・・ここは、どこなの・・・・?」
「あ?ああ・・ここは、ほたる横丁だ。 ソル・シエール・・・このふざけた世界に寄り添うように、核動力で浮遊してる浮き島だ」
「ほたる横丁。知ってる・・・」
「そうか。なら話は早そうだ。そこの天覇っていうグループの保護管轄だ」

 あえて言わないが、天覇はレーヴァテイルの扱いは道具のようで・・・酷い。
 そういう使役されるレーヴァテイルも居るが、きっとアリエスはそうならないだろう。
 天覇の社長など良い例だが、レーヴァテイルの理解が深い人間も確かに天覇に存在する。
 先ほど話に出てきたカイも、その一人で、
 何故か良く判らないが、裏で権力を持っているらしく、まず逆らう事は出来ないだろう・・・
 その為、彼の部下のレーヴァテイル達はあまり八つ当たりされる対象にはならない。
 ・・・・間違ってでもすれば、明日には毒霧の中か雷電層の中だ。
 運が良かったと言えば、使役されるレーヴァテイルが可哀想ではあるが、今のアリエスの状況はこんな所じゃないかと自分で納得をする

「まあ、だからと言って縛られずに自由にして良い。アリエス。君にそうさせろと命令されてるからな」
「・・・・」

 アリエスは一つ頷き、目を擦る。

「眠いのか?」
「・・・うん・・」
「まあ、記憶喪失で不安かもしれないが、徐々に慣れていって貰うしかないな。また明日。ここに来る」
「・・・・」

 そうして眠りに入ったアリエスを確認した後、
 その一室を後にした。




「イエス。わい・いー・えす。YES、と言うのを知っているか?」
「唐突になんだっていうんだ・・・」

 ウェルは、機械を前に鼻歌交じりにキーボードで入力を行っているカイに報告するや否や、いきなり問われた。

「じゃあ、エル・エレミア三謳神。これは知っているだろう」
「知っているもなにも常識だろう・・・第二崩壊の以前。第一期の時代、実際に存在した「エレミア三謳神」と呼ばれる神。教会すらも存在する信仰ぶりだ」
「そう。そしてとある世界では、エル・エレミア三謳神みたいな存在が居た。それがイエス・キリスト。すごいだろう?こっちは三柱でようやくだと言うのに、向こうさんは一人でそれだけの存在感を持っている」
「はぁ・・・」

 意味不明な事を言うのはいつもの事で、ウェルはカイの言葉を半ば流しながら聞いていた。

「じゃあ、お前も聞いた言葉で今の話がどう繋がるか言ってやろう。『アル・イエス(Ar YES)計画』」

 そのカイの言葉にウェルは目を見開いた。

「まさか、そのイエスが・・・」
「そう。ひょっとするとこれはアタリなのかもしれんな」

 アル・イエス計画・・・深い意味は判っていなかったが、“人工の神”を作り出すものだとは聞いていた。
 ウェル達研究員と教会の特別編成隊と協力して調査している集団であり、その行動はテロ行為。
 彼らの理念は『我らがイエスが頂点となり、ソル・シエールを支配する』。
 そこまでの調べはついているのだが、アル・イエス計画の全貌は見えず、起きた事件に対処していくのが現状だった。
 そして、ようやく掴んだ研究所の一つを調査に向かった時に、その研究所は崩壊。
 そこで見つけたのが、アリエスという訳だ。
 だが、ここで言っておこう。
 このアル・イエス計画の首謀者は、まだ見つかってすらも居ないのだ。

「人間では神にはなれない。あのバカ高い塔を管理しているのもレーヴァテイル。オレがアル・イエス組織の人間ならばだったらあの子を神に仕立て上げる」
「・・・不本意だが、同じ考えだ」
「きっとあの子はこの先、組織に狙われるぞ・・・・護ってあげないとなぁ?ウェル君」

 ぽん、と肩に手を置いて、カイは頷く

「・・・・・・拒否権は」
「あると思って?」

 その言葉にため息をついた。

「子供のお守りは苦手なんだが・・・」
「コミュニケーション能力を養う良いきっかけだ。ホレ、行ってこい」

 そうして機械に向かってしまったカイ。ウェルを完全に無視してしまう。
 ウェルはため息をついて、再びアリエスの元に向かった。


 ・・・物語の歯車は、ゆっくりと動き出したのだ









続き?書く予定ないぜ・x・
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